
ぎっくり腰の原因を…
・身体の冷え
・内臓の冷え
と解説している情報が出回っています。
全く違うとまでは言えませんが、そうじゃないんですよね(笑)
そこで本記事では、「ぎっくり腰の原因を冷えとする必要はない」ということについて、その理由を説明させて頂きます。
それでは、どうぞ…
ぎっくり腰の原因および発生するタイミングとは…!?
まずぎっくり腰の状態とは…
・仙腸関節の炎症
・腰に存在する筋肉の炎症
このどちらかによって腰に痛みを感じ、動きを制限されています。
そして、ぎっくり腰が発生するタイミングというのは…
・重い荷物を持とうとした際
・中腰の姿勢
・大きなくしゃみや咳
といった腰に負担がかかる時であります。
ただ、上記のようなタイミングでぎっくり腰が起こるのであれば、毎日多くの人がぎっくり腰を発生させてしまうことになります。
要は、上記の行動によって炎症を起こしてしまう位、そもそも腰の状態が良くない…というのが前提にあるのです。
この、ぎっくり腰が起こる経緯を理解した上で、問題の「冷え」です。
冷えがぎっくり腰の原因と考えるのは無理がある…!?
確かに冷えとは身体にとって良くない大敵であります。
ただ、身体が冷えたり内臓が冷えることで、ぎっくり腰が起こってしまう状態にまでなるのか…??
ちょっと考えにくいですよね。
多少なりとも関節の動きがぎこちなくなったり、筋肉が硬くなってしまったりするでしょうが、それだけが原因でぎっくり腰になるとは、やはり考えられないです。
結局はぎっくり腰を助長する一つの要因にしか過ぎないのですね。
ぎっくり腰の原因を冷えと言うのは、教科書上の理論だけによる見解で、実際に現場でぎっくり腰の患者様と接したことがない人による考え方だと私は思っています。
日々…ではないですが、日頃からぎっくり腰にお困りの患者様と接し、ぎっくり腰の治療をしているのであれば、原因が冷えにあるという結論には辿り着きません。
ですので、冷えを改善することが、ぎっくり腰の予防に繋がるという考えは私の中には一切ないのであります。
冷えを改善することで免疫機能までも向上する…!?
「ぎっくり腰の原因を冷えとする必要はない」ということについて解説させて頂きました。
いかがでしたでしょうか…??
ただ、ぎっくり腰がどうこうという以前に、先程も申し上げましたが、冷えは身体にとって良くないものであります。
平均体温が0.1℃上がるだけでも、身体の免疫機能が数%向上すると言われています。
ぎっくり腰に関係なく、出来る限り身体を冷やすことのないように心掛けたいものですね。
冷えとぎっくり腰に関して解説させて頂きました本記事は以上となりますが、お読みになられた方の参考になれば幸いでございます。
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最後までお読み頂きありがとうございました。
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