
肩こりは慢性的な筋肉疲労による拘縮が原因で感じる症状ですので、ストレッチによって治すというのは難しいことでございます。
しかし多少なりとも症状を軽減させたり肩こりを予防したりという効果はあります。
そんな肩こりを解消・予防するストレッチは本当に様々な方法が紹介されています。
どういった方法もそれなりに効果のあるものなのですが、やはりストレッチをするのであれば最も効果のある方法に絞りたいですよね。
そこで肩こりに最も効果的なストレッチ方法を一つご紹介させて頂きます。
肩こりの原因とされる筋肉は僧帽筋や胸鎖乳突筋ではない…!?
肩こりによって硬くなっている筋肉の代表といえば、
・僧帽筋
・胸鎖乳突筋
ですね。
肩を広く覆っている僧帽筋に頭の重さを支える役割を持つ胸鎖乳突筋。
肩こりを感じているのであれば間違いなく、それなりに硬く凝り固まっていることだと思います。
当然ながら僧帽筋や胸鎖乳突筋も重要な筋肉になるのですが、実はそれ以上に注目したい筋肉があるのでございます。
それは…肩甲挙筋と呼ばれる筋肉です。
ご存じでいらっしゃいますでしょうか…??
肩甲挙筋こそが肩こりの原因となる筋肉である!!
肩甲挙筋とは頚部の横から肩甲骨上部に付着している筋肉であり、肩や肩甲骨を上方に上げるという作用がございます。
加えて存在している筋肉の位置から腕の重さを支えているという役割も担っているのですね。
これだけで見事なまでに肩こりと関係性の深い筋肉であるということが理解できます。
ですので考え方によっては肩こりの原因が僧帽筋や胸鎖乳突筋ではなく、肩甲挙筋であると断言している解説もあるくらいでございます。
持続的・継続的に負担のかかっている肩甲挙筋は勿論それなりに強いパワーをもった筋肉なのですが、残念なことに一つ大きな弱点・欠点があるのですね。
それは筋肉の形が真ん中で少し捻れているということです。
頚部の横から肩甲骨の上部に向かって存在している肩甲挙筋は、筋肉のちょうど真ん中付近で少し捻るような形をしているのですね。
捻れているという性質上このポイントは筋肉が極端に弱く負担が集中しやすい箇所になってしまうのです。
これが肩甲挙筋が硬くなってしまいやすい理由であり、肩こりの原因と言われている要因なのでございます。
肩こりを解消する肩甲挙筋のストレッチ方法とは…!?
以上のような理由から肩こりに最も効果のあるストレッチは肩甲挙筋に対する方法となります。
肩甲挙筋に対するストレッチの方法は下記の画像を参考にして下さい。
ストレッチしたい側の腕を背中にまわし頭を斜め下側に引っ張っていきます。
ゆっくりと伸ばしていきながら伸びきったところで10秒~20秒維持して頂ければOKです。
1分もあれば両方の肩甲挙筋をストレッチすることができますので、お仕事の合間合間に取り組むことで肩こりの解消と予防を期待することができます。
ただ始めにも申し上げましたがストレッチで肩こりを治すというのは難しいことですので、あくまでも対処法として効果の高いものとお考え下さいませ。
こちらの記事は以上となりますがお読みになられた方の参考になれば幸いです。
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