
筋肉の炎症によって首や肩・背中に痛みを感じる寝違い。
そんな寝違いですが、痛みという症状だけに留まらず、手や肩甲骨といった箇所の痺れを伴う場合もございます。
そこで本記事では、寝違いにより発生してしまった痺れに対しての、解決方法について解説させて頂きます。
このような症状が一向に治らないと悩まれている方にとって、お役に立てる情報だと思いますので、是非とも一読して欲しいと思います。
それでは、どうぞ…
寝違えによる手や肩甲骨の痺れを治す方法とは!?
寝違いによる痺れは、まず始めに痛みの原因と同じ炎症によって出ている症状であると考える事ができます。
筋肉に起きている炎症が、その付近を走行している神経にまで影響を及ぼしているという事ですね。
よって、このような痺れは炎症が消失してしまえば、症状も落ち着く傾向にありますので、炎症を鎮める事を第一に考えないといけません。
自分自身で出来る炎症を鎮める対処方法はアイシングと安静です。
氷や保冷剤などを使って、痛みを感じる患部をアイシングし、出来る限り安静に過ごす…寝違いの程度が酷くなければ、この方法で痺れは消失に向かいますし、寝違いも改善方向に進みます。
もしアイシングを施しながら安静に過ごしていても症状が改善しない場合は、炎症の程度が強いという事が考えられますので、整骨院や接骨院で受けられる電気治療や超音波治療といった物理的アプローチ、もしくは鍼灸院による針治療などの、炎症に適した施術を受けられる事をお勧め致します。
ただし、炎症とは基本的に72時間(3日)以内には消失するものと考えられていますので、アイシングが効果的と考えられるのは受傷後3日以内です。
もし、それ以上の時間が経過している場合は、炎症ではない別の原因が考えられるという事になりますので、アイシングは効果が期待できない方法となります。
治らない寝違えによる痺れは どうすれば良いのか!?
3日以上の時間が経過したのに治らない寝違いによる痺れは、上記で説明させて頂いた炎症によるものでなく、筋肉の拘縮によって神経が圧迫されていると考えられます。
炎症に対して何の対処もせずに放置していると、時間の経過と共に炎症は消失するものの、後遺症のような形で筋肉の拘縮が残ってしまうのです。
この筋肉の拘縮が神経を圧迫している為に、手や肩甲骨といった箇所に痺れを感じているのであります。
ちなみに、寝違いの痛みがなかなか治らないのも炎症ではなく、この筋肉の拘縮が残っている為と考える事ができるのですね。
ですので痺れを治す為には、固まって硬くなってしまった筋肉の状態を改善してあげる必要があります。
拘縮した筋肉はストレッチなどで血流を良くしてあげると老廃物が流れ出て柔らかくなりますが、炎症の後遺症のような形で残った筋肉の拘縮は、ストレッチなどの運動による改善は難しいだろうと思われます。
ストレッチや運動などで改善する筋肉の拘縮具合でしたら、そもそも痺れという酷い症状は出ないはずです。
結局のところ拘縮の程度が強いから、痺れという症状が出ているので、その筋肉の拘縮を改善させるには、それ相応の治療が必要となるのですね。
筋肉の拘縮を改善させる効果的な治療は、整骨院または接骨院による物理的治療、鍼灸院による針治療、有資格者によるマッサージであると私は考えています。
寝違いからの痺れが一向に治らないという場合には、上記のような治療を受けて頂く事をお勧め致します。
寝違えによる痺れは何科であっても病院を受診する必要はない!?
ちなみに痺れの症状を感じると、整形外科を始めとした病院への受診を検討される方が多いと思いますが、上記で説明させて頂きましたように寝違いによる痺れは、炎症または筋肉の拘縮によるものであると考えられますので、病院を受診する必要はないと私は考えています。
病院ではレントゲンを始めとした様々な検査を受ける事が出来ますが、炎症または筋肉の拘縮が原因で出ている痺れの場合には、痛み止めの薬や湿布を処方されて診察終了となるケースがほとんどです。
痛み止めの薬は効果が出ている時は痺れを感じずに済むと思いますが、薬の効果が切れてしまえば再び痺れを感じるでしょうし、何より根本的な改善には繋がりません。
念の為に…と思われるのであれば受診し診察してもらう事に越した事はありませんが、以上のような理由から寝違いにより起こった痺れに関しては、わざわざ整形外科を始めとした病院を受診する必要がないと考えているのであります。
寝違えによる痺れの治し方 後書き
寝違いにより発生した痺れの治し方および、無理して病院を受診する必要のない理由について解説させて頂きました本記事は以上となります。
こちらの記事内容がお読みになられた方の参考になれば幸いでございます。
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