
先日ご年配の患者様との会話の中で面白い話題がありました。
整骨院や病院などの施術所や医療機関を選択する上において、
多少なりともお役に立てるであろう話でしたので、
この機会にご紹介させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ…
膝の痛みに対して整形外科で言われた痛烈な一言!?
ご年配と言わせて頂いた患者様の年齢は71歳です。
膝の痛みに困っておられるということで、
別の患者様からのご紹介が当院へお越し頂くきっかけになりました。
この患者様は当院に来院される前に整形外科にて診察を受けておられます。
診断の結果は軟骨が擦り減っているということだったのですが、
その膝の痛みに対してどのような対処をするのが良いかといった説明が一切なく、
「年齢だから仕方ないですね」的な言葉で片付けられ、
塗り薬と湿布を出されて診察終了となったようなのです。
「年齢だから仕方ない」
この一言で終わらせてしまうのは許せないですよね。
確かに老いは年齢を重ねると避けることのできないことです。
しかし「仕方ない」「どうしようもない」という言葉で終わらせるのは、
患者様に対する配慮と言いますか優しさに欠け過ぎています。
当然ながら塗り薬や湿布などで膝の痛みが改善することもなく、
その整形外科には愛想を尽かしたようで、
「二度と行くもんか」と笑いながらお話して下さいました(笑)
年齢や加齢を加味した上で最適な治療の提案を…
このように年齢を理由に困っている症状と向き合わない、
または誤魔化すような言葉を並べるような先生に、
治療をお願いするのは到底お勧めすることはできませんね。
まずは困っている症状や痛みの原因を説明してくれる。
その上で年齢からくる仕方ない部分はあるとしながらも、
こういった治療でこのような効果が期待できる。
または痛みが完全に無くなり完治することはないかもしれませんが、
どの程度の改善が見込めるといったご提案をするべきだと私は考えています。
もちろん結果を見込むことができない厳しいものに対しては、
治療をお断りすることだって必要となってきます。
(実際に私はこれまでO脚を治して欲しいとお越し頂いた患者様に対し、
O脚の原因となる状態が見つからなかった為に治療をお断りしたことが数回ございます。)
患者様のことを想い考えれば当然のことですね。
加えて正直なことを申し上げますと、
加齢との付き合いは難しい部分もあるのが実際のところなのです。
最大限の説明をおこないご理解を頂いた上で治療に取りかかるのですが、
「任せておいて下さい」「間違いなく治ります」などといった、
安易で安々としたお返事ができないのでございます。
とは言うもののお越し頂いている患者様のお役に立ちたいと思っていますので、
今現在の状態や私ができる治療内容と見込めるであろう結果をお話させて頂くことが、
やはり医療に携わる者としては当然の接し方と考えております。
とにかく症状を年齢や加齢の原因に解決策を提案してくれない医療機関や施術所には、
時間とお金が勿体ないので行く必要はなしでございますね(笑)。
最後に…
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