
先日、下記の記事にて転んだりして擦りむいた傷口に消毒液を使ってはイケないという解説をさせて頂きました。
参照記事:傷口に消毒液を使ってはいけないってホント!?擦りむいて怪我したら、どうすればいいの…!?
せっかくなので、そこからの続きになる「乾燥」ということについても解説させて頂きます。
それでは、どうぞ…
傷口を乾燥させると治るのが遅くなるだけ…!?
消毒液と同様に傷口を治す為にしてはイケないこと…それは「乾燥」させることです。
傷口が「乾燥」している状態というのは、その部分の細胞が活動していないということを意味しています。
細胞の活動がなければ「治す」という行動ができないわけなのですね。
ですので意外に良いと思われている傷口を乾燥させる行為は、治すのを遅らせているだけになります。
ちなみに傷口が乾燥し細胞や組織が壊死して干からびた状態が「かさぶた」です。
「かさぶた」ができたから傷口が早く治るのではなく、「かさぶた」ができないようにするのが早く治す為の正しい方法となるわけなのですね。
傷口にガーゼは乾燥させるだけだから使ってはイケない…!?
傷口を乾燥させてはいけないということから絶対に使ったらダメなもの…「ガーゼ」ですね。
ガーゼは傷口を乾かす為に作られたものと言われています。
ですので見事なまでに傷口を乾かしてしまいますし、経験のある方でしたらご存知だと思いますが、剝がす時に痛みを伴いますよね。
ひどい場合だと出血してしまう程の、くっつき様でございます。
傷口には何となく良さそうなイメージを持ってしまいガーゼですが、絶対に使ってはダメということを知っておいて頂きたいと思います。
傷口を早く治す方法は…乾かさない!?
では傷口を乾かさない為には、どのような対処や処置をすれば良いのか…
一つは傷口に対して大きめの絆創膏を貼っておく。
もう一つは傷口にワセリンを少し塗って、サランラップで保護しておく。
という方法がベストな対処や処置となってきます。
多少はヌルヌルやジュクジュクして気持ち悪く感じてしまうこともあると思いますが、これが正しく早く傷口を治す方法となりますので、お怪我をされた際には参考にして欲しいと思います。
傷口を乾燥させてはいけないという解説は以上になりますが、この記事がお読みになられた方のお役に立つことになれば幸いでございます。
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