
少し前ですが所属している草野球のチームメイトが足首を捻挫しました。
すぐに治療を施した甲斐もあって無事に足首の捻挫は治ったのですが、その後にふくらはぎの前に痛みが…
この足首の捻挫後に起こるふくらはぎ前の痛みは決して珍しかったりするものではありません。
足首の捻挫が治っていく過程の中では、自然に起こる変化なのであります。
そこで今回は足首の捻挫が治った後に起こる、ふくらはぎの前の痛みについて解説させて頂きます。
足首を捻挫した後のふくらはぎの痛みは固定が原因…!?
足首の捻挫は靭帯の損傷と、それによる関節の炎症によって痛みを感じています。
治す為には関節の炎症を消失させる治療に加え、伸ばされた靭帯が回復するように固定および安静が必要となります。
ですので的確な治療に正確な固定を施すことができれば炎症は無くなり確実に足首の痛みは軽減していきます。
そして…ふくらはぎの前に感じる痛みは、この足首の炎症が消失し動けるようになってきた頃に感じるのがほとんどです。
これは炎症を消失させたり人体に余計な負担をかけない為に施していた固定が原因で起こってしまうものなのですね。
足首を固定することによる筋肉の拘縮がふくらはぎ前の痛みだった!!
炎症の消失および靭帯への負担を軽減させる為に施す固定は、足首の運動に関わる筋肉の活動も制限させています。
この制限は筋肉は凝り固めてしまい拘縮状態へと変化させてしまいます。
これが固定を外し通常の動き(歩行)をした際に、無理矢理伸ばされる結果となり痛みを感じてしまうのですね。
ですので痛みと感じる人もいれば、突っ張りと感じる人もいらっしゃいます。
足首の炎症を消失させ靭帯を伸ばしたままにさせておかない為に固定は絶対必要です。
そういったことから足首の捻挫の後にふくらはぎの前が痛くなったり突っ張ったりしたりするのは仕方のない部分でもあるのです。
ちなみに拘縮具合は固定期間が長ければ強くなる為に捻挫や炎症の程度に影響されたりします。
加えて拘縮し痛みを感じている筋肉は前脛骨筋や腓骨筋と呼ばれる筋肉達であります。
ふくらはぎ前の痛みは放置しても治るが治療する方が良い…!?
上記のような理由から足首の捻挫の後に、ふくらはぎの前に痛みを感じるのは仕方ないことだったのでございます。
歩いたりして足首を動かしておけば少しずつ拘縮は改善されていきますので極端な話は放置しておいても治ります。
ただ早く治したいとお考えでございましたら、整骨院(接骨院)や鍼灸院などの施術所にて筋肉の拘縮に対するアプローチを施せば良いです。
私もそうなのですが、整骨院によっては拘縮が改善するまでを足首の捻挫に対する必要な治療と考えて施術に取り組んでいます。
それは足が痛いことによる繰り返しの捻挫や腰痛などといった二次的な症状を引き起こしてしまうのは避けたいのが最大の理由であります。
とにかく捻挫の後にふくらはぎの前が痛むのは固定や炎症による筋肉の拘縮によるものですので、心配するものではございませんが出来る限り早く治しておく方が良いので痛みが長引いたりするようでしたら、整骨院や鍼灸院などの施術所にて治療を受けて下さいませ。
以上でこちらの記事は終了となりますが、お読みになられた方の参考になれば幸いです。
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