運動不足を解消する為にと、
まず取りかかるものとして多いのは、
やはりウォーキングではないでしょうか…
気持ち良くウォーキングを始めたものの、
翌日に「膝が痛い…」なんてことは珍しくありません。
今回はこのウォーキングを始めとした、
運動後に起こる膝の痛みに関してお話させて頂きます。
それでは、どうぞ…
人体最大の筋肉である大腿四頭筋が膝の痛みを引き起こす!?
まず久々におこなったウォーキングなどの運動後に起こる膝の痛みですが、
多くは膝の内側に痛みを感じていると思われます。
膝の内側には何が存在しているのか…
そこは大腿四頭筋の停止部となる場所でございます。
大腿四頭筋とは太ももの前面にある人体最大の筋肉です。
この大腿四頭筋の付着しているところが膝の内側になるのです。
ウォーキングを始めとした運動は当然ながら筋肉を使います。
普段使っていなかった筋肉を久々に使うのですから、
もちろんのこと収縮した筋疲労を起こしてしまいます。
翌日には筋肉痛になっても何の不思議もありませんね。
そんな人体最大の大腿四頭筋が筋収縮を起こし疲労している…
力の強い筋肉が収縮を起こすと端っこの付着部というのは引っ張られてしまいます。
筋肉は停止部が起始部に近づくことで収縮を起こしますので、
起始部が痛むというのはまた違った原因になってきます。
ですのでこの場合の膝の痛みというのは、
膝そのものが問題を起こしているわけではないのです。
大腿四頭筋の筋疲労により膝の内側に痛みを感じているだけなのですね。
決して膝を痛めたとかではないので勘違いしないようにして頂きたいと思います。
膝の内側に感じる痛みにはタンパク質を意識した食生活を…
このようなケースで起こる膝の痛みは筋肉痛の延長上にあるものですので、
極端な言い方をすれば時間が経てば治ります。
とは言うものの少しでも早く痛みを軽減したいものですよね。
まず大腿四頭筋に引っ張られた膝の内側にはアイシング(冷やす)が効果的です。
続いて筋肉痛とは運動により破壊された筋繊維を復活させる為に起こっているものですので、
ストレッチなどで刺激を与えるよりも筋肉に栄養を与える方が良いです。
筋肉の栄養となるものはタンパク質ですね。
運動後には意識してタンパク質を摂取すると筋疲労の回復が早まります。
豆腐に納豆、鶏のムネ肉にマグロやイワシ…
言い出すと止まらないですね(笑)
余談ですがタンパク質の過剰摂取は腎臓に負担をかけてしまいますが、
普段の食事の中に少しだけタンパク質を多めに摂取すると考えていれば、
そんな過剰に摂取するということにはなりませんのでご安心を…
膝の内側に痛みを出さないよう無理のないペース配分を…
運動不足の方が久々に身体を動かすと、
このような症状が出るのはある程度仕方のない部分ではあります。
この変化をうまく乗り切れば運動をすることが嫌にならないはずですので、
膝が痛くなったから運動を止めようなどという間違った方向には進まないように、
正しい情報と知識を持っておいて頂ければ嬉しく思います。
また運動も毎日おこなう必要はありません。
1週間に2回か3回のペースでも十分な効果は出ます。
継続することに意味がありますので始めだけ調子よく取り組むものの、
途中で断念しているという結果にならないように気をつけて下さいませ(笑)
最後に…
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