先日整骨院にお越し頂いている患者様との会話の中で、
笑い話に加えて知っておいてほしいなというお話がございましたので、
この機会に是非ともご紹介させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ…
患者様の同僚が寝違いによる首の痛み!!動かすだけで激痛が襲う!!
お話のスタートは患者様の職場の同僚が寝違えたというところからでした。
痛みで首を動かすことができず仕事に支障をきたしているので、
本当に困っているということなのだそうです。
お越し頂いている患者様は私の整骨院から少しばかり遠方よりお越し頂いております。
同僚の方にとっても同じく当院が遠方になるということもあって、
すぐに足を運ぶということはできない状況なので、
「痛みが改善されずどうしようもない時はお願いします」
ということでその場でのお話は一旦終了しました。
最終的にその同僚の方は首の痛みが無事に改善し寝違いが治ったのですが、
その途中で激しい痛みに襲われる夜があったそうなのです。
その理由というのが…
患部に激しい刺激を与えるご主人様!!優しさか…それとも恨みか!?
その同僚の方はご結婚されているのでご主人様がいらっしゃるようなのです。
ご職業はなんと…警察官。
寝違いを起こし首の痛みがある時に、
その痛い箇所をグリグリと指で押されたらしいのです。
警察官ですから絶対に筋肉質な体型ですよね??
寝違いでない状態でもグリグリされたら痛そうなのに、
そんな時に押されるなんて罰ゲームかって話です(笑)
お察し頂けると思いますが…
その日の夜に激痛に襲われあまり眠れなかったようなのです。
ご主人様は良かれと思ってされたと思いますが、
もし痛みの強いときに刺激を与えることがダメなのを知っていてしたのなら、
それはもう完全な確信犯で何かしらの恨みがあったとした考えられないです(笑)
今でこそ笑って話ができるということみたいなのですが、
その時はとにかく痛くて痛くて本当に辛かったようですね。
寝違いの治し方…基本は安静と冷却によるアイシング!!
寝違いの多くは筋肉による炎症が原因で痛みが出ています。
捻挫や打撲などの怪我に近い状態ですね。
ですので治療の基本は…
1、安静と冷却をメインに炎症を抑える
2、炎症が落ち着いたら拘縮している筋肉に少しずつ動きをつける
という流れになります。
ズキズキした強い痛みは炎症反応が無くなると落ち着いてきます。
筋肉の拘縮が残っているので首を動かすと多少の痛みは感じますが、
日常生活に支障をきたす程の痛みでないことがほとんどです。
今回させて頂いたお話は安静と冷却をメインにして炎症を鎮めたい時期に、
グリグリと刺激を与え炎症を助長してしまったが為に強い痛みとなったわけです。
炎症を起こしている場合は刺激を与えないのはもちろんのことですが、
同時に間違っても温めたりしては絶対にいけません。
お風呂でしっかりと温めるなどといった行為は見事なまでに逆効果でございます。
ご自身を含め大切な方が寝違いで辛い思いをされているのであれば、
安静にできるよう助けてあげながら保冷材などを使って患部を冷やしてあげて下さい。
逆に気に入らない方であればマッサージと偽り患部に刺激を与えながら、
熱めのお湯でしっかりと身体を温めるように仕向けてあげて下さいませ(笑)
冗談はさておき今回は笑い話で済みましたが、
炎症は長期間続くと痛みで辛い思いをすることに加え、
治すのにも必要以上の時間がかかってしまうことになります。
是非とも刺激を与えたり温めたりしてはいけないということ、
安静と冷却をメインにとにかく炎症を鎮めることが大事だということを、
この機会に知っておいて頂けたらと思います。
最後に…
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