昨日身体にとって悪影響を及ぼす寝る体勢はうつ伏せと仰向け、
一体どっちなのかというのをこちらの記事にて解説致しました。
うつ伏せ寝??仰向け??身体に悪影響を及ぼす寝る体勢は一体どっち??
寝る体勢に関しての疑問が解決しても、
続けて浮かび上がってくる問題があるかと思います。
それは…「枕」に関する問題ですね。
当院にお越しの患者様からもよく質問を受けます。
どんな枕が良いですか?
高い方がいいですか?
低い方がいいですか?
そこで今回は一般的な枕で身体に負担をかけない高さを探し出す、
地味でベタな調整方法をお伝えさせて頂きます(笑)
それではどうぞ…
高さの高い枕は絶対にダメ!!でも低いから良いってものでもない!?
まず絶対的な条件として高さの高いまくらはNGです。
首に対し過剰な負担がかかってしまいますので、
頸椎の骨格や首周りの筋肉に負担をもたらしてしまいます。
かと言って低すぎる枕が良いということではありません。
極論ですが枕がないと眠りづらいですよね??(笑)
少し答えを誤魔化すような言葉になるのですが、
「高すぎる枕を使うなら低い枕を使った方が身体には良い」
ということになってきます。
大前提にこの条件があるということをご理解しておいて頂きたいと思います。
高級枕にオーダーメイド…枕外来と呼ばれる専門医による診療まで!!
最近はお値段の高い高級な枕がたくさん販売していますね。
相場が1万円~2万円と言われているようで、
4万円や5万円の枕なんかも発売されています。
高級な素材が使用されていたり、事細かに設計がされていたり…
頻繁に買い替えるものでないとはいえ、
なかなか簡単に買えるような金額ではないですね(笑)
また病院での枕外来に加えオーダーメイドでの枕も人気になっています。
安眠や快眠を求める方が多くいらっしゃるということでしょうね。
さてグダグダした世間話はこのくらいにしてきまして…
本題でございます高級な枕やオーダーメイドの枕に頼らない、
身体に負担をかけない枕の高さを探し出す、
地味でベタな調整方法をお伝えさせて頂きます(笑)
タオル1枚の違いが大きな変化を生む!!これぞ地味な調整方法!!
頭蓋骨の形や頸椎の骨格の状態は1人1人のお顔が同じでないように、
正常と言われる理想はあれど全く同じという訳ではございません。
オーダーメイドの枕でない高級な商品の中で、
真ん中が沈んでいるような枕を使用しても、
全然快適に眠れないとおっしゃられる方がいるのは、
理論上適した状態で頭を置ける構造であっても、
それが使っている方の身体の状態に全く合っていないという結果です。
最適な枕の高さというのはタオル1枚の高さで全然違ったものになってきます。
ですのでご自身にとってベストとなる高さを探し出す必要があります。
始めに申し上げたように高さの高い枕はNGです。
枕カバーをはずし薄めのタオルに切り替え低くしてみたり、
これまでの状態からタオル1枚を敷いてみたりして一晩寝てみましょう。
どこかでしっくりくる寝心地の良い高さが発見されるはずです。
その枕の高さが今現在の貴方にとってベストな位置になってきます。
それ以上に安眠や快眠を求めるのであれば質の高い枕が必要になりますが、
お身体に無理な負担をかけない高さを求めるのであればこれで十分です。
少しばかり面倒な方法かもしれませんが、
毎日の睡眠で身体に負担をかけていることを考えれば、
取り組んでみて絶対に損はないものでございます。
以上が地味でベタですが、最適な枕の高さを探す方法となります。
最後に…
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