お越し頂く年齢の若い患者様から、しばしば質問される内容の一つに、「若くてもぎっくり腰になりますか…!?」という内容のものがございます。
そこで今回は、この「ぎっくり腰と年齢の関係」について本記事にて解説させて頂きます。
それでは、どうぞ…
ぎっくり腰は年齢に関係なく若い人でも起こるもの…!?
まず、結論から申し上げあさせて頂くと…ぎっくり腰の発生に年齢は関係ありません。
どの年代においても、ぎっくり腰が発生する条件が整えば、起こる症状でございます。
ただ、私個人的には…中学生のぎっくり腰は治療したことございますが、小学生以下のぎっくり腰とは未だ遭遇したことはありません。
ですので、関節や筋肉が柔らかくスポーツをしていたとしても、それ程までに厳しいトレーニングをしていないであろう小学生以下の子供の場合は、相当なことが起こらない限り、ぎっくり腰にはならないものだと思っております。
とにかく、ぎっくり腰は発生する条件さえ整ってしまえば、高校生といった10代であっても起こってしまうのですね。
10代の高校生であってもぎっくり腰は条件が揃えば起こる…!?
ではその、ぎっくり腰の起こる条件とは何か…
ぎっくり腰とは、
・仙腸関節の炎症
・腰に存在する筋肉の炎症
という状態にある為、腰に痛みを感じています。
そして、ぎっくり腰の発生するタイミングとは、
・重い荷物を持とうとした際
・中腰の姿勢
・大きなくしゃみや咳
といった動作の際ですが、10代の学生だと上記に加えて、
・筋肉トレーニング中
・スポーツの試合などで相手と接触した際
などの事柄も含まれてきますね。
ただ、このような動作でぎっくり腰が起こっていたら、どれだけの人がぎっくり腰になってしまうのか…ということになってきてしまいます。
ぎっくり腰が起こる最大の理由であり条件となるのが、そもそも「関節の状態が不安定」であったり「腰の筋肉が固く凝り固まった拘縮状態にある」という身体の状態です。
このような条件が重なった時に関節や筋肉が炎症を起こしてしまい、ぎっくり腰が発生してしまうのですね。
ぎっくり腰と年齢の関係は関節や筋肉の若さである!!
上記で説明させて頂きました条件の重なりによってぎっくり腰は発生するのですが、30代や40代に50代の方々と比べて10代の人は、関節に柔軟性があり筋肉も弾力性に富んでいます。
ですので、当然ながらぎっくり腰は起きにくいと考えることができます。
一般的に、この「起きにくい」が「起きない」と考えられてしまっていたのか、患者様から「若くてもぎっくり腰になりますか…!?」という質問をしばしば受けているのかな…というのが私の思うところであります。
繰り返しになりますが、条件さえ整ってしまえば年齢の若い10代であっても、ぎっくり腰を起こしてしまうということを知っておいて頂ければと思います。
ぎっくり腰の年齢の関係に関して解説させて頂きました本記事は以上となりますが、お読みになられた方の参考になれば幸いでございます。
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最後までお読み頂きありがとうございました。
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