ぎっくり腰を予防する方法の一つとして紹介されている筋肉トレーニング。
この筋肉トレーニングは実際のところ、ぎっくり腰の予防にどの程度の効果があるのか…??
本記事では、この部分について解説させて頂きます。
それでは、どうぞ…
筋トレで腰を鍛えてもぎっくり腰の予防にはならない…!?
ぎっくり腰とは関節または筋肉の急性炎症によって痛みを感じています。
ですので、筋肉トレーニングによって急性炎症が起こるのを予防できるのか、どうか…
ここが重要なポイントになってくるわけですね。
そこで、まずは筋肉の炎症に対してですが…
筋力が強いと如何にも、炎症なんか起こらなさそうな感じがすると思いますが、これは少し違います。
筋肉の炎症によるぎっくり腰は、そもそも筋肉の状態が悪いところに、無理な負荷がかかってしまったことによって起こります。
悪い筋肉の状態とは、おおよそ硬く凝り固まった拘縮状態であり、無理な負荷とは重い荷物を持とうとしたりする動きですね。
ですので筋力が強かろうと、疲労が蓄積され筋肉が拘縮状態にあれば、十分にぎっくり腰が起こってしまう状態なのであります。
ただ筋力は弱いより強い方が、疲労はしにくいものです。
要は、ぎっくり腰を起こしてしまう拘縮状態になるまでの違いということですね。
筋トレしても関節の炎症によるぎっくり腰は防げない…!?
続いて関節の炎症に対してですが…
ぎっくり腰によって炎症の起こっている関節は、仙腸関節と呼ばれる関節です。
仙腸関節は半関節と言われる関節の形状をしていて、肩関節や股関節とは違い、大きな動きが無い分、非常に頑丈な関節となっています。
ですので、周りの筋肉の助けをほとんど必要としていません。
よって筋肉を鍛えたところで、関節の炎症によるぎっくり腰の予防にはならないのです。
なんだ、そうなの…って感じですよね(笑)
仙腸関節の炎症は主に骨盤の歪みなどによって、無理のある状態のところに必要以上の負担がかかってしまうことによって起こります。
筋力の強さというのは、ほぼほぼ関係ないのですね。
筋トレはぎっくり腰を予防する方法の一つに過ぎない…!?
以上のような理由から、ぎっくり腰の予防として筋力トレーニングは、大きな効果をもたらすものではありません。
やらないよりはやった方が良いですよ…という程度のものですね。
やはりぎっくり腰を予防する最大の方法は、健康な腰の状態でいること…この一言に尽きます。
その為の一つの手段として、筋トレや運動にストレッチがあり、治療があるのです。
一つだけの方法に偏っていては、効果的な結果を期待することは難しいのであります。
ぎっくり腰を予防する筋トレの効果について解説させて頂きました本記事は以上となりますが、お読みになられた方の参考になれば幸いです。
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最後までお読み頂きありがとうございました。
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