ぎっくり腰を起こしてしまった患者様から受ける質問の中で多いものとして、「お風呂はどうしたら良いですか…??」という内容がございます。
いち早くぎっくり腰を治す為には治療も当然ながら、このお風呂も重要なものの一つとなってくるのですね。
そこで本記事では、ぎっくり腰を起こしてしまった際の理想とする入浴方法について解説させて頂きます。
それでは、どうぞ…
ぎっくり腰を起こしてすぐはお風呂ではなくシャワーのみで…
ぎっくり腰とは関節または筋肉の炎症により熱を伴っているものですから、温めてしまうお風呂は絶対的にNGです。
間違って温めてしまうと炎症を助長してしまい、痛みや状態を悪化させるだけの結果となります。
痛みの程度が酷くなくても、お風呂に入らない方が賢明なのですね。
ですので基本的にはシャワーで済ませるべきであります。
温めた方が腰の痛みが治ると思っていられる方が決して少なくないと思われますので、温めてはいけないという事は是非とも知っておいて頂きたいと思います。
ちなみにぎっくり腰を始め、怪我をした際などにアイシングをするのは、この熱を伴う炎症反応をいち早く消失させる為なのですね。
炎症を出来る限り早く鎮めてしまう事が、痛みを早く治すという結果に繋がっていくのであります。
ぎっくり腰の後 お風呂に入るタイミングは3日を目安に…
では、どのタイミングでお風呂に入っても良いのか…
これは痛みの程度や身体の状態によって異なってきますので、一概には言えませんが…
・ぎっくり腰を起こしてから3日を過ぎたら
というのが一つの目安になってきます。
何故、3日なのかと申しますと…
炎症反応とは基本的に72時間、3日以内に消失するものと考えられています。
炎症さえ起こっていなければ、お風呂に入っても炎症反応を強めてしまうという恐れがありませんので、この3日を過ぎてからいうのが一つの目安になってくるのでございます。
当然3日以内に気持ち良くぎっくり腰が治ってしまえば、そのタイミングで入浴して頂いても良いですね。
いずれにせよ、お風呂に入って大丈夫かな…という不安があるのでしたら、3日というところを一つの目安にして下さいませ。
お風呂に入った後は腰を冷やすアイシングをお忘れなく…
上記で入浴のタイミングは3日を過ぎてからと解説させて頂きましたが、一つだけ注意して欲しいことがございます。
それは、3日を経過しても微妙に炎症反応が残っている場合があるということです。
お風呂に入らないで下さい…という程の炎症ではないのですが、もし微妙な炎症がお風呂によって強く助長されてしまうと、腰の痛みが再発してしまう可能性があります。
ですので、再発を防ぐ為に入浴後には必ず腰をアイシングで冷やしてやって下さい。
氷や保冷剤を使用して5分程度で十分ですので、入浴による熱だけすぐに除去してしまいましょう。
こうすることによって痛みの再発を防ぐことができるますので、入浴は始めたタイミングではアイシングを忘れないで頂きたいと思います。
お風呂後のアイシングは3、4日続けて頂ければ大丈夫です。
これでぎっくり腰を起こしてから一週間程度が経過しているはずですので、順調に回復していれば随分と腰の痛みは軽減されていると思われます。
とにかくぎっくり腰を起こして3日以内はお風呂は控えてシャワーのみ、その後は入浴するもアイシングを忘れない…という順を追って頂ければ理想の形となります。
ぎっくり腰を起こした際の入浴方法を解説させて頂いた本記事は以上となりますが、お読みになられた方の参考になれば幸いです。
また記事の内容がお役に立つものと感じて頂けましたら、登録しておりますブログランキングへのクリックをしてもらえると嬉しい限りですので、お手数でなければ是非とも宜しくお願い申し上げます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
健康と医療 ブログランキングへ