ここ近年、注目を浴びているインナーマッスル。
そんなインナーマッスルに関して…
私が所属している草野球のチームメイトの中にもいたのですが「肩や肘の痛みはインナーマッスルを鍛えれば治る」という、痛みを治す為にインナーマッスルを鍛えると良いという思い込みをされている方が非常に多いように思います。
これ、全く違うんですよね…
そこで今回は痛みを治す為にインナーマッスルを鍛えるという間違った見解について解説させて頂きます。
それでは、どうぞ…
インナーマッスルが弱いと痛みが出てしまうのか…!?
今回は肘を例にとって解説させて頂きます。
まず肘の筋肉を酷使したことによって…
・筋肉そのものが拘縮している
・拘縮を起こしている為に筋肉の付着部が引っ張られている
というどちらか一方、または両方の状態が起こって痛みが発生します。
これは単純に使い過ぎが原因で起こっている痛みですので、決してインナーマッスルが弱いからという問題ではありません。
確かにインナーマッスルが強ければ疲労が起きにくい強い筋肉と言えますが、どれだけ強い筋肉を持っていても疲労しないなんてことは有り得ません。
そういったことから痛みの原因をインナーマッスルの弱さと考えるのは、少し見解違いということになるのですね。
痛みを治すのにインナーマッスルを鍛えるのは間違い!!
そこへもってきてインナーマッスルを鍛えるという考えです。
上記の痛みが発生している状態に対してインナーマッスルを鍛えるトレーニングをすれば、拘縮や付着部の引っ張られる程度が強くなるだけであります。
決して痛みが治ることなんて無く、状態を悪化させているだけなのですね。
これが痛みを治す為にインナーマッスルを鍛えるというのが間違いだという理由でございます。
「インナーマッスルは非常に大事な筋肉です」というような情報が独り歩きをしてしまって、鍛えれば治るという思い込みが発生してしまったのではないかな…と私は思っております。
インナーマッスルを鍛えるの痛みを治した、その後で…
インナーマッスルを鍛える目的は強い筋肉および身体をつくる為であります。
決して痛みを治す目的で取り組むものではありません。
ですので何かしらの痛みがあるようでしたら、まずはその痛みは治し、それから強い筋肉をつくる為にインナーマッスルを鍛えるトレーニング…これが正しい順番なのですね。
痛みがあるにも関わらずインナーマッスルを鍛えるのは、腰痛があるのに無理して運動しているのと同じことであります。
この順序をしっかりと知ってもらい、間違いなくご理解しておいて頂きたいなと思います。
痛みを治すのにインナーマッスルを鍛えるという間違った見解に関して解説させて頂いた本記事は以上となりますが、お読みになられた方の参考になれば幸いです。
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最後までお読み頂きありがとうございました。
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