下を向くとひどくなる前頭部に感じる頭痛に関して、
・前頭部に感じる頭痛の種類
・前頭部に頭痛がひどくなる理由
・頭痛を治す効果的な治療方法
という3項目に分けて解説させて頂きました。
前頭部に感じる頭痛は筋緊張性によるものが多い…!?
まず前頭部に感じる頭痛ですが…
・片頭痛(偏頭痛)
・筋緊張性頭痛
どちらの頭痛も考えられるのですが、私の経験上では圧倒的に筋緊張性頭痛によるものが多いです。
パソコンやスマートフォンの普及で、確実に日常生活から首や・肩・背中といった部位の筋肉に対する負担が大きくなりました。
結局これらの部分に疲労が蓄積され筋肉が硬く凝り固まってしまうと、頭蓋骨を覆っている筋膜にまで影響が及び、後頭部や前頭部といった箇所に頭痛を感じさせてしまうわけです。
環境の変化によって起こることが多い片頭痛に関しても下記の参照記事にて解説していますが、筋緊張性頭痛を改善させる治療方法で治るというケースが少なくありません。
参照記事:偏頭痛の原因が血管収縮や神経性ってホント?筋肉の凝りが頭痛を引き起こす事もある!?
ですので頭痛を感じるようになった経緯を考慮する必要があるものの極端な話、頭痛を感じたら筋緊張性によるものだと割り切ってしまっても良いと私は考えています。
それは先にも申し上げましたが、首や肩・背中の筋肉を拘縮させ頭痛にまで発展させる要因が現代社会には溢れているからですね。
心配になる気持ちも当然ながら理解できますが、筋緊張性頭痛に対する治療を施した上で頭痛の改善が見られなければ、病院などで検査をするという流れが最も良い順序であると思います。
下を向くことで頭痛になるのは肩甲骨や背中が伸ばされるから…!?
上記での説明を考慮した上で…下を向くと前頭部の頭痛がひどくなる原因は首~肩甲骨に存在している筋肉の強い拘縮状態であると考えることができます。
下を向くという動きは、「頚の前屈」です。
頚の前屈には…
・胸鎖乳突筋
・斜角筋
・舌骨筋群
と呼ばれる頚の前にある筋肉達が働きます。
これらの筋肉が収縮し首を下に向けると、反対側となる背中に存在している筋肉は伸ばされるという状態になります。
硬く凝り固まった拘縮状態にある筋肉が伸ばされたくもないのに、無理矢理引っ張られてしまうと筋膜にまで影響が及んでしまい、前頭部の頭痛をより一層ひどいものにしているのですね。
下を向くことで頭痛がひどくなるというのは、こういった身体の状態であるということが考えられるのであります。
筋緊張性頭痛を治す効果的な治療方法とは…!?
頭痛を手っ取り早く治す方法として真っ先に挙げられるのは痛み止めの頭痛薬だと思います。
テレビCMなどでも放送されている為に、ある意味で馴染みあるものではないでしょうか…
確かに痛み止めの頭痛薬は即効性があり、頭痛を感じなくさせてくれます。
しかし効果は一時的なものであり、痛みを感じないような状態にしているだけで、頭痛を治しているわけではありません。
やはり筋緊張性頭痛の頭痛を治す為には、硬く凝り固まった筋肉の拘縮状態を改善する必要があるのですね。
筋緊張性頭痛の効果的な治し方に関しては下記の参照記事にて解説させて頂いておりますので、是非とも参考にして下さい。
参照記事:肩こりが原因の筋緊張性頭痛の治し方 痛み止めの薬を上手に使う方法とは??
下を向くことでひどくなる前頭部の頭痛に関する解説は以上となりますが、本記事がお読みになられら方の参考になれば幸いです。
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最後までお読み頂きありがとうございました。
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