今やお身体の症状と切り離せないキーワードとなっているのが「ストレス」。
何故、ストレスが肩こりや腰痛を引き起こしてしまうのか…??
この部分について解説させて頂きます。
それでは、どうぞ…
ストレスによる交感神経の興奮が肩こりや腰痛の原因…!?
人間はストレスを感じると身体が一種の覚醒状態となり、交感神経が優位な状態となってしまいます。
ストレスがすぐに無くなってしまえば何の問題もないのですが、溜め込んでしまうと当然ながら良くありません。
交感神経が優位な状態にあると筋紡錘(きんぼうすい)と呼ばれる装置が活性化してしまいます。
筋紡錘(きんぼうすい)とは筋肉に存在している感覚器で、急激に発生する不意な運動から筋肉を守る大切な役割を担っています。
そして、この筋紡錘(きんぼうすい)は抗重力筋と呼ばれる身体のバランスを保ち、姿勢を維持する為に働いてくれる筋肉に多く存在しているのです。
姿勢を維持しているということは肩こりや腰痛と深い関係にある筋肉ということになってきます。
ストレスにより交感神経が優位になって、筋紡錘(きんぼうすい)が活性化してしまうと筋肉の収縮が起こり、その状態が続くと結果的に筋肉が凝り固まった状態となり、肩こりや腰痛を感じてしまうわけです。
この一連の流れがストレスが引き起こし肩こりや腰痛と考えられているのですね。
ストレスは肩こりや腰痛のちょっとした原因に過ぎない…!?
上記のような状態にならない為には、交感神経と副交感神経のバランスを良くする為に規則正しい生活を心掛け、ストレスを溜めないように趣味を持ったりと、ありきたりな説明になってしまいますが、大事なことであるということは間違いありません。
しかし実際のところはストレスだけが原因で肩こりや腰痛になるようなことは考えづらいですね。
ストレスが溜まってしまった状態になるまでには、それなりに身体への負担があるでしょうから、ストレスとは肩こりや腰痛を助長するものであるという認識が良いと思います。
決して直接的な原因だなんて考えないで頂きたいです。
ですのでストレスは溜めないようにして頂きたいですが、ストレスを発散できたからといって肩こりや腰痛が治るというのも難しいことであります。
あくまでも肩こりや腰痛にとってストレスとは小さな原因の一つということになるのであります。
肩こりや腰痛をストレスという一言で片づけてしまわない!!
少しばかり矛盾するような話もありましたが、ストレスが引き起こす肩こりや腰痛についての解説をさせて頂きました。
上記のような話はちょっとした豆知識のような感じで知っておいて頂ければと思います。
大事なことはストレスだけが原因で、つらい肩こりや腰痛が発症することは、まず有り得ないということであります。
絶対にストレスという一言で片づけたりしたいで頂きたいと思います。
肩こりや腰痛に関しては別ページにて様々な角度から解説させて頂いております。
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