頭痛を感じる場所の一つに「後頭部」があります。
頭の後ろの部分ですね。
この後頭部に感じる頭痛について原因や治し方の解説をさせて頂きます。
それでは、どうぞ…
頭の後ろである後頭部に感じる頭痛は筋肉による「筋緊張性」!?
まず後頭部に感じる頭痛に関しては筋肉が影響している「筋緊張性頭痛」と呼ばれる頭痛であることが多いです。
一般的に頭痛と言えば…
・片頭痛(偏頭痛)
・筋緊張性頭痛
のどちらかに分けられます。
片頭痛(偏頭痛)が起こる主な要因は血管の中を通っている血液の問題によるところです。
当然ながら頭の後ろ側にも血管はありますが、ドクンドクンと脈を打つように感じる片頭痛(偏頭痛)が後頭部に起こることは多くありません。
後頭部には筋膜と呼ばれるものが首や肩・背中にある筋肉と同時に頭蓋骨を覆っています。
首や肩・背中の筋肉に疲労などが溜まり凝り固まってしまうと、この筋膜が引っ張られてしまい頭蓋骨に負担がかかってしまうのです。
この結果が「筋緊張性頭痛」と呼ばれる後頭部に痛みを感じる頭痛となるわけでございます。
後頭部の頭痛は整形外科や病院ではなく民間療法で治す…!?
上記のような後頭部に痛みを感じる「筋緊張性頭痛」は筋肉の拘縮が問題ですので、病院などで頭の中や脳の状態を検査しても問題が見つかることはありません。
原因が頭の中や脳にはないので当然ですね。
逆に「この頭痛の原因は筋肉の拘縮だけによるもの」という判断ができるとお考え下さい。
原因が分かってしまえば、その原因に対してアプローチすれば頭痛という症状が軽減し改善するはずです。
整骨院や接骨院での電気治療や超音波治療といった物理療法、鍼灸院での針や灸による施術、マッサージ店での揉みほぐしなど、ご自身が好む方法で凝り固まった筋肉の拘縮を改善することをお勧め致します。
ちなみに凝り固まった筋肉に対しては「温める」ことで血流の流れが良くなり筋肉が柔らかくなると考えられますが、頭痛が出ているくらい硬くなってしまった筋肉に対して「温めて血流の流れを良くした」という程度の変化で症状の改善を求めるのは正直難しいです。
「やらないで下さい」というわけではありませんが、「やった方がいいですよ」というものでもないというのが実際のところですね(笑)
後頭部の頭痛を治したら再発しない健康な身体の状態に…!?
以上が後頭部に感じる頭痛の原因や治し方についての解説となります。
頭の後ろが痛む頭痛の原因は筋肉の拘縮によるものとなりますが、筋肉が硬く凝り固まった拘縮状態になるには、長らく続く首や肩・背中への負担が絶対的に存在しています。
日頃の疲労や身体への無理が最終的に頭痛という症状を出す結果になっているわけですね。
筋肉の拘縮を改善して頭痛が出なくなっても、疲労が溜まり同じように筋肉が凝り固まってしまうと再び頭痛を感じてしまいます。
頭痛を感じると痛いのは当然ながら仕事などのやる気も無くなってしまいますので、日頃から頭痛が起きることない身体の状態でいるのが理想ですね。
後頭部に頭痛を感じたら、まずはその頭痛を改善させ、次に頭痛が起きない身体の状態にするという順序でお身体のことを考えて欲しいと思います。
こちらの記事がお読みになられた方の参考になれば幸いです。
最後に…
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