1日中パソコンに向かってデスクワークしている方にとって肩こりや腰痛といった症状は悩みの種です。
仕事が長時間に及べば肩や腰の筋肉が疲労し凝り固まってしまうのは仕方ありませんが、必要以上に無駄な負担はかけたくないものでございます。
そこで肩や腰に負担をかけないようにするPCの位置設定に関して解説させて頂きます。
それでは、どうぞ…
デスクワークで肩や腰に負担をかけないPCの位置は…目の前!?
結論から申し上げますと肩や腰に必要以上の負担をかけない理想とするPCの位置設定は…
・背筋を伸ばして椅子に座る
・横から見た時に頭の位置は肩のラインに置く
上記のように姿勢が綺麗な状態で椅子に座った時…
・目の位置と同じ高さにパソコンを置く
という位置になります。
結局のところは頭の位置が動くが為に首や肩・背中の筋肉に負担がかかり、腰を変に曲げたり反らしたりするから疲労が溜まってしまうのです。
この結果が必要以上の慢性的な肩こりや腰痛の症状へと繋がってしまうのですね。
PCの位置で姿勢が悪いと肩や腰の筋肉に余計な負担がかかる…!?
パソコンが目の位置より下にあると無意識のうちに頭が前へ前へ動いてしまいます。
すると身体の前方に移動してしまった頭の重たさを支える為に、首や肩・背中の筋肉は余計な仕事をしなくてはなりません。
ちなみに頭の重たさは平均で6kg程だとお考え下さい。
ボウリングの球でいうと13ポンドか14ポンドです。
結構重いですよね…(汗)
肩のラインと同じ位置に頭を置いておけば、6kgを支えるという必要のない負担はかからないのです。
腰に関しても片側に重心がかかるような座り方だったり、背筋が丸くなるような姿勢の悪さがあるから腰の筋肉に疲労が溜まってしまうのですね。
姿勢の良い座り方というのは慣れていないと、どうしても窮屈に感じるものです。
特には腹筋などのお腹周りでしょうか…
しかし始めは窮屈かもしれませんが、その向こうに待っている身体の状態と、腰を曲げ頭を前に出した姿勢の先に待ち構えている身体の状態は全く違ったものになってきます。
窮屈に感じる良い姿勢も慣れてしまえば、なんてことはありません。
ちなみに腰を曲げ背中を丸めて座る姿勢は腹筋や背筋を弱めてしまう恐れもありますので、背筋を伸ばし椅子に座ることは別角度から見ても必要なことなのであります。
無意識に楽だと感じている椅子に座っている姿勢は、身体に負担ばかりかけてしまう悪いものだったりするのです。
デスクワークの肩こりや腰の痛みを治すのは日々の積み重ね…!?
長時間のデスクワークにおいて出来る限り肩や腰に負担をかけないPCの位置設定に関して解説させて頂きました。
まだ肩こりや腰の痛みといった症状のみでしたら良いのですが、そのまま身体の悪い状態が進行すると頭痛や坐骨神経痛といった症状を引き起こしてしまう恐れもあります。
いきなり丸一日、姿勢を綺麗にして仕事するのはキツイと思いますので、少しの時間からでもデスクワークにおける姿勢を意識してみて下さい。
肩こりや腰痛などの慢性症状は日々の積み重ねでしか引き起こされません。
同時に慢性症状を治すも軽減させるも日々の積み重ねになってきます。
目先の劇的な変化は望めないかもしれませんが、長い目で考えれば大きな違いが必ず出てきますので、デスクワークが原因で肩こりや腰の痛みに悩まされている方は是非とも参考にして頂ければ幸いです。
最後に…
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