腰が痛い時は温めた方が良いのか、
それとも冷やした方が良いのか…
この選択で迷われる方が少なくないと思います。
腰痛の際における正しい対処方法について解説させて頂きます。
それでは、どうぞ…
ギックリ腰の急性と慢性腰痛では対処方法が異なる…!?
まず腰痛には大きく分けて2種類あります。
・急性腰痛(ギックリ腰)
・慢性腰痛(筋疲労)
急性の腰痛とは重い荷物を持とうとした際や、
何かの拍子で捻った際に痛みが発生したものです。
慢性腰痛とは継続的な負担により筋肉が拘縮し、
血流の悪化が痛みを助長するものですね。
腰痛に限らずですが上記のような急性と慢性では、
状態が違うので対処方法が全くもって異なってくるのであります。
ギックリ腰はアイシングで冷やし慢性腰痛は温める!!
急性腰痛では痛みの発生と共に炎症反応が起きています。
炎症反応が起きると熱が発生してしまいますので、
その熱を除去する為にアイシングする必要があります。
冷やすという対処方法が適切なのですね。
対して慢性腰痛は継続した負担による筋疲労で血液循環が悪くなっています。
血流とは温熱を加えることで活発になりますので、
この場合は温めるという対処が適しているのです。
単純な「冷やす」「温める」という方法ですが、
上記のような目的や効果があるのです。
腰痛で温めるのか冷やすのか分からない時はアイシング…!?
今までにたくさんの患者様と接してきた経験から、
痛みを感じたらとにかく温めた方が良いと思っている方が、
圧倒的に多いように感じます。
これって結構危険なことでございます。
実生活で何か対処をする必要があったり、
対処をしたくなるような腰痛は急性ですよね…??
仕事中や家事をしている時など状況は様々だと思いますが、
急に腰が痛くなったから冷やすか温めるという対処をしようと思うはずです。
こういった場合の多くは「冷やす」という対処が正しいわけです。
急性の痛みで炎症が起きている場合に間違って温めてしまうと、
炎症を助長してしまい痛みが強くなるだけで最悪の結果を招きます。
ですので冷やした方が良いのか温めた方が適しているのかという違いを、
是非とも知っておいて頂きたいと思います。
加えて冷やすべき状態なのに間違って温めてしまうと悪化しますが、
温めるべきものを間違って冷やしてしまったとしても痛みが強くなることはありません。
厳密にはアイシングで冷やすと血管が収縮するので血流の流れに変化がおきますが、
そもそも既に凝り固まった筋肉が原因で感じている慢性腰痛ですので、
少しばかり血流に変化が起きたところで何ら変化はないということです。
ですので分からずに迷ったときは冷やすという選択をするのです。
絶対に間違えない裏技的方法でございます(笑)
何らかの原因で腰を痛めた時に即座にアイシングを施すのと、
特に何もしないで放置しておくのでは治るスピードが断然に違います。
「温める」と「冷やす」ということに関して解説させて頂きましたが、
頭の片隅にこの違いに対する情報を置いておいて頂けると嬉しく思います。
お読みになられた方のお役に立てれば幸いです。
最後に…
お読み頂きお役に立ちましたらクリックして頂けると嬉しいです。
健康と医療 ブログランキングへ